『募金をありがとう』
今年度も共同募金の配分を受け、聴覚に障害を持つ子どもたちのための「夏休みろう子どもクラブ」を8月に開催する予定でした。しかし、今年は7月末に静岡県の感染警戒レベルが5に引き上げられたことを受け、8月開催を11月〜1月(3日間)に延期・短縮しました。全県から、延べ53名の子どもたちが集まりました。
日常生活では、ろう児は少人数の活動しかできないことが多く、新型コロナウイルスの影響による自粛生活でさらなく孤立を招くことが心配されています。毎年このクラブでしか会えないろうの友達との交流を多くの子どもたちが楽しみにしているため、状況を見ながら、3日間の縮小にはなりましたが、実施することができました。
企画は感染防止のため、幼児と小中高生に分かれて行いました。幼児は工作や公園での外遊びを楽しみました。小中高生は今年からミニ手話講座を開催し、ろう者が講師となって、ろう者の文化や手話について楽しく学びました。普段接する機会が少ないろう成人をロールモデルとして一緒に活動することで、子どもたちが描く将来像の育成につながっています。
参加した子どもたちからは「みんなで大縄跳びができたのが楽しかった」「ボッチャをチーム戦で競ったことが嬉しかった」など集団遊びができることの大切さが伝わる感想がありました。
今年もこの事業に温かいご支援をいただき、ありがとうございました。
市区町村 | 静岡市 |
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団体名 | 静岡県聴覚障害者協会 |
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