静岡県共同募金会

　この春、児童養護施設から巣立っていった方から、共同募金に寄付してくださった皆さん宛にお手紙をいただきましたので、ご紹介します。

「みなさん、こんにちは。
　私は今年の３月に高校を卒業して社会人になりました。
　高校に在籍中、期待と不安の真っ只中にいた私は、『“赤い羽根の運転免許助成金を申請して、普通免許を取得して就職したら』と紹介を受け、自動車学校に入校し、無事普通免許を取得することができました。
　私にとって、このことは大きな自信になりました。
　私の背中をそっと押してくださった皆さんに心から感謝しています。そしてこの気持ちを伝え、今度は私が役に立ちたい、そう思っています。
　ありがとうございました。」

　県内の児童養護施設等に暮らす高校生は、卒業後、自立しての生活が始まります。一部進学する生徒を除き、就職するためには自動車運転免許が必要になります。
　赤い羽根共同募金を通じ、寄付してくださった皆様の温かい思いやりの心が伝わり、希望に満ちた未来に旅立つお手伝いができました。
　ありがとうございました。